東急コミュニティー”◯◯再発見”プロジェクト
〜多様な日本の魅力に触れる〜

暑い夏……さわやかな北の大地で
美しい自然と美食に癒される旅

北海道といえば「札幌雪まつり」など、冬に観光するイメージが強いかもしれません。
しかし、夏の北海道にも見逃せない魅力が盛りだくさん。
評論家の西村晃さんが、旅の記録とともに、夏の北海道の魅力を届けてくださいます。

経済評論家

西村晃さん

1956年東京生まれ。NHKアナウンサー、テレビ東京「ワールドビジネスサテライト」キャスター・解説委員を経て、経済評論家に。東京都市大学講師、千葉商科大学教授などを歴任。
学生時代から20年かけて旧国鉄全線完乗。講演などで毎年日本を数周する生活を送っている。
60歳を過ぎてから、電車からドライブ旅行に切り替え、これまでに見残した名所旧跡巡りが趣味に。歴史文化への造詣も深く、街歩きツアーなどの講師も務める。

北海道の“夏”を駆け抜ける〈1日目:函館〉

新幹線が北の大地に乗り入れるようになって1年が過ぎた。初年度の利用者数は予想を上回り、函館と道南エリアは観光ブームに沸いている。

東京駅8時20分、鼻の長い「はやぶさ5号」に乗り込み、一路北へ。最速4時間2分で「新函館北斗」駅に到着。駅舎はまぶしいくらいに新しい。いよいよ北海道旅行がスタートだ。

すでに昼は過ぎているが、函館の海の幸を食べたいと、あえて我慢してベイエリアへと急ぐ。

函館の名物はイカ。地元水産会社が直営する「いかいか亭」で「函館ぶっかけいか刺し定食」を注文。近隣の魚市場で毎日競り落とす獲れたての魚介類は新鮮そのもので、たっぷりのイカ刺しを温かいご飯にのせて食べると、ランチを我慢して来た甲斐があったと、北の美食に満足する。

北海道新幹線は鼻が長いのが特徴

新函館北斗駅

「いかいか亭」の函館ぶっかけいか刺し定食

お腹が膨れたあとは、さてどこを巡ろうか

昼食のあとはベイエリアを散策。坂の途中で振り返ると、海に向かって真っ直ぐ伸びる美しい風景が感動的だ。
赤レンガ倉庫群はテレビなどでもおなじみだ。

「金森赤レンガ倉庫」は、明治2(1869)年、初代渡邊熊四郎が最初の事業、“異国の夢を売る”金森洋物店を開業したことに始まる。その際屋号を「森屋」としたが、レンガの建物に描かれている「曲尺(かねじゃく)」に「森」の字のトレードマークは開業時からの商標だ。曲尺の記号には「律義でまっすぐ」という意味があり、商売に駆け引きは不要という家訓を込めた。

そもそも元町地区は古い建物が多い。ブルーとイエローの色調が美しい「旧函館区公会堂」は、1907年の大火で焼失した町会所に代わる施設として当時の洋風建築の粋を集めて造られた木造建築で、国の重要文化財になっている。

美しい外観の旧函館区公会堂

元町界隈の異国情緒漂う街並の代表格は「ハリストス正教会」。

ハリストスとはキリストのことで、江戸末期ロシアに建てられた教会だ。美しい音色を奏でる鐘があるので、市民には「ガンガン寺」と呼ばれて親しまれている。

函館港内を楽しむクルージングや函館山のロープウェイも楽しい。

クルージングは、低い目線で見る街並や間近に迫る造船所「函館どつく」など、海上からしか見られない景色を楽しめる。

函館山ロープウェイは、新幹線開業にあわせて山麓駅舎を改修、125人乗りの大型で函館山の頂上まで3分で着く。頂上からは五稜郭タワーや倉庫群、元町エリアの教会なども見下ろせる。海と函館の特殊な地形がつくり出す美しい景色は見る人を飽きさせない。

ベイエリアまで戻り、車で五稜郭へ。ここは幕末の箱館戦争の中心地。新撰組の土方歳三が、ここで政府軍によって狙撃され戦死したが、その亡骸がどこに葬られたかはわかっていないという。

幕末の歴史にしばし思いを馳せながら、今宵の宿、函館の奥座敷「湯の川温泉」へ向かった——。

倉庫群を歩くのが函館散策の楽しみ

ハリストス正教会

星形の形状が特徴の五稜郭

北海道の”夏”を駆け抜ける〈2日目:函館(大沼公園)〜真狩村(まっかりむら)

2日目も快晴。

北海道とはいえ、夏は気温が上がる。が、そこはやはり東京と違い、朝の空気はひんやりとしていて気持ちがいい。

函館近郊には雄大な自然環境に囲まれた大沼公園がある。ここは明治時代から観光地として栄え、明治天皇もご行幸された北海道リゾート発祥の地とも言われる景勝地だ。

この近隣に、北海道開拓の歴史を伝える取り組みを進めている牧場「Paard Musée(パドミュゼ)」がある。大沼がある七飯町は、北海道農業近代化の発信基地として大きな役割を果たした農業試験場「七重官園」が存在した場所であり、この開墾の際に重要な役割を果たしたのが「どさんこ」と呼ばれる馬たちであった。

Paard Muséeでは乗馬も楽しめる

「Paard Musée」では、馬が樹木を引き出し畑を耕してきたその歴史を紹介したり、実際に乗馬体験ができたりと、様々な取り組みを行っている。馬との暮らしをライトに体験できるコースから、実際に馬を捕まえるところから乗馬を始めるコースなど、所要時間数分から半日までプログラムは幅広い。地域材である道南スギを活用した展示厩舎も圧巻だ。

充実した施設で家族連れに人気

細川たかしの故郷で知られる「真狩村(まっかりむら)」へ

大沼から道央道へ、黒松内ICから国道5号を走り、真狩村に到着する。函館からは車でおよそ3時間である。

真狩村は人口約2千人、「えぞ富士」と呼ばれる羊蹄山の南側に位置する。じゃがいも、大根、人参など農業がさかんで、中でも食用ユリ根は全国一の出荷量を誇る。

羊蹄山の麓に広がる真狩村

「真狩」とは村内を流れる真狩川に由来し、アイヌ語「マッカリベッ(マク・カリ・ペツ)」が省略されて当て字されたもので、「後ろ・まわる・川」を意味する。真狩川が尻別川から分かれて羊蹄山を取り巻いて流れる様子を意味しているそうだ。

川のほとりには、地元出身の細川たかしの像が建つ。道の駅「真狩フラワーセンター」では彼のトロフィーやステージ衣装まで展示してあり、郷土の英雄であることを感じさせる。

静かな村だが、昼時にたくさんの車が停まり、行列ができている蕎麦屋を発見。知る人ぞ知る蕎麦の名店、「いし豆」だ。15人ほどしか入れない小さな店の外に長い行列ができている。待つこと1時間あまり、細いがしっかりとしたコシのある蕎麦は香りも高く、なるほど行列にも納得する。

真狩村出身の細川たかし像

真狩村で行列のそば処「いし豆」

細くてコシがある「いし豆」のそば

世界のトップレディたちも食したレストラン

午後は、日帰り温泉「まっかり温泉」へ。

露天風呂からは羊蹄山を正面に眺めながら極楽気分を味わうことができる。そして、温泉と隣接しているのが、「レストラン マッカリーナ」。2008年7月に開催された「洞爺湖サミット」の総理夫人主催の昼食会で、世界のトップレディたちがランチをとったレストランでもある。宿泊設備が備わっているレストラン(オーベルジュ)で、レストラン棟とは別に宿泊棟があり、今晩はそこに宿泊する。

マッカリーナのコンセプトは「風のレストラン」。『羊蹄山から吹いてくる四季折々の風があり、山麓から湧き出る水があり、季節の食材がある。真狩村は、料理人にとって「夢の場所」のひとつ』だそうだ。

また、羊蹄山の伏流水はカルシウムやマグネシウムなどのミネラル成分が程良く溶け込み、一年を通して水温も6.8℃と一定している。

オーベルジュ「マッカリーナ」の宿泊棟

レストランはカジュアルで開放的

ディナーは地元の野菜などふんだんに使用

朝食は地元で人気の
「ブーランジェリー ジン」のパンが並ぶ

北海道の”夏”を駆け抜ける〈3日目:小樽〉

マッカリーナを出て、一路小樽へ。車で倶知安を経由して毛無峠を越えると、約2時間で小樽だ。

小樽港は、北海道開拓の玄関口として発展してきた。埋め立てにより大正12年に完成したのが「小樽運河」である。同時期に札幌~小樽間に鉄道も敷設され、まさに「海」と「陸」2つの交易ルートを持った小樽の発展はめざましく、銀行や商社が小樽に社屋を構え「北のウォール街」と呼ばれるようになった。当時をしのぶことができる「旧・日本銀行小樽支店」は金融資料館として見学できる。

小樽のシンボル小樽運河で記念写真

さて、ランチタイムになり、まずは腹ごしらえ。小樽といえば寿司屋通りだ。ずらりと寿司屋が軒を連ねる一角があり、そのうちの一軒に入る。

ミシュランなどで星を獲る店は予約が必要だが、私に言わせれば、ネタが新鮮な小樽はどこの店でもハズレはあまりない。

本日もお任せコース3,000円ほどで、味も量も十分に満足した。

旧日銀小樽支店

お寿司を食べ、満面の笑みを浮かべる
西村さん

ガラス産業、鉄道遺産…さまざまな魅力にあふれる小樽

食後の運動もかねて、運河エリアをぶらぶら歩く。

小樽はガラス産業が盛んだ。明治から大正期の小樽のガラス工場の製品は、石油ランプのホヤやカサ、薬のビン、菓子や砂糖を入れる広口ビン、金魚鉢など家庭用が中心だった。ニシンが豊漁の時代になると「ガラス製浮き玉」(ブイ) に生産の中心が移っている。

現在は「ガラス工芸品」へと変化し、暮らしを彩るテーブルウェアが中心だ。

ガラス製造が受け継がれてきた背景には、小樽市が若手ガラス職人の受け入れや観光地としての魅力づくりのためのギャラリーや美術館を作るなど、街として努力してきたことも見逃せない。

最後に、鉄道ファンなら一度は訪れてみたい場所が、旧国鉄の手宮線の線路だ。運河を背にして駅方向へ戻る途中にある。明治13年に小樽・手宮〜札幌を結ぶ北海道で最初の鉄道として開通し、北海道開拓に重要な役割を担ってきたが、昭和60年に廃線となった。

当時の線路が街中にそのまま残っているのは珍しい。この手宮線跡を歩くと、どこか懐かしい風景が広がっている。

現在では小樽市が管理し、夏には「小樽・鉄路・写真展」や「小樽がらす市」、冬には小樽市を代表するイベント「小樽雪あかりの路」のメイン会場となる。

なお、小樽市総合博物館の中には蒸気機関車資料館もあり、鉄道で発展した小樽が見ることができる。

さあそろそろ夕方、夜の飛行機に間に合わせるため、札樽自動車道で新千歳空港を目指す。途中札幌を経由し、空港までは1時間半くらいだ。

今回は新幹線とレンタカーに飛行機という組み合わせで、北海道旅を2泊3日で満喫した。しかし、北海道の奥はまだまだ深い。この続きは次回の楽しみに取っておこうと思う。

海に浮かべたブイ、ガラス玉は今も小樽の特産だ

手宮線跡地は祭り会場などに再利用

西村さんが旅の途中で出逢ったステキなお土産を
お求めいただけます

1プレミアム蟹おこわ6個入り
取扱い会社:株式会社カネダ海洋食品

小樽港に揚がる紅ズワイ蟹をたっぷりと使用したプレミアムな一品です。
おこわには北海道産のつぶ貝をスライスして一緒に炊き込んでいますので磯の香りたっぷり。
凍ったまま電子レンジで調理する事により炊き立ての味を再現しました。
ご家庭で、またご贈答にも是非。

価格:5,832円(税込)

※送料・代引手数料は代金に含む

※商品写真はイメージです。

●内容量:6個●原材料:もち米(北海道産)、紅ズワイ蟹(北海道産)、うるち米(北海道産)、毛つぶ(北海道産)、人参、しめじ、醤油、砂糖、醸造調味液、食塩、甘味料(ソルビトール)、調味料(アミノ酸)、酸味料、酸化防止剤(VC) (原材料の一部に小麦、大豆を含む)●梱包:化粧箱入り●賞味期限:60日●保存方法:冷凍-18℃●重さ:甲羅を含んで約120g位/1個(目安)

甲羅は天然のものを使用していますので重さは一定ではございません。
あくまでも目安となりますので、ご了承ください。


●アレルギー情報

2大正硝子「河」冷酒徳利・ぐい吞みセット
取扱い会社:株式会社アートクリエイト

小樽大正硝子館創作硝子工房主宰「林 拓緯」氏が、
北海道に数多く流れる「清流」をイメージして作り上げた徳利とぐい吞みのセットです。
北の大地の水辺の冷涼な空気感と、澄んだ水しぶきを思い起こしながら、
冷酒で晩酌は如何でしょうか?

価格:6,900円(税込)

※送料・代引手数料は代金に含む

●内容量:ぐいのみ1個、徳利1個●原材料:ガラス●梱包:化粧箱入り●容量:徳利「1合から1.3合程度」、ぐい呑み「50cc程度」
※冷酒用ですので、耐熱ではございません。

こちらは「吹きガラス」製品です。一つひとつ手作りのため、色合いや柄、大きさ等は、写真とまったく同じものではございませんので、あらかじめご了承ください。

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