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増えすぎたCO2が地球を温める

地球が生き物の楽園になっている理由のひとつに、平均気温が摂氏15度という快適な環境があります。これは、メタンやフロン、CO2(二酸化炭素)といった温室効果ガスが、太陽から届いた熱を宇宙に逃さない"羽毛"のような役割をしてくれているおかげ。温室効果ガスがなければ、平均気温は摂氏マイナス18度と厳しい環境になると予想されています。
 しかし、18世紀の産業革命以後、石油や天然ガスなどの化石燃料使用量が増え、CO2排出量が増加。森林や海といった自然が吸収できる量の倍近いCO2が大気中にただよい、地球を急激に温めてしまっているのです。

省エネが温暖化対策のカギ

過去100年で、地球の平均気温は0・74度も上昇。世界中で、猛暑、寒波、干ばつ、豪雪などの異常気象を引き起こしています。このままの勢いでCO2を排出し続けると、2100年までに平均気温は最大6.4度上昇するという予測があります(※IPCC第4次報告書)。これほどの急激な変化は、これまでの1000年間には一度もありません。深刻な水不足や食糧難、砂漠化など、はかりしれない悪影響をおよぼすと推測されています。
 国や行政が環境対策を進めるのはもちろん、一人ひとりが暮らしの中でエネルギーの使い方を真剣に考えなければいけない時代が来ているのです。

できることから始めよう

省エネの大切さは理解できても、エネルギーをまったく使わずに生活することは困難です。そこで今、排出してしまったCO2を植林活動などで埋め合わせる、「カーボン・オフセット」という仕組みが注目を集めています。
 たとえば、イギリスの大手航空会社は、排出されるCO2に相当する金額を搭乗料金にプラス。その料金は環境団体へ寄付され、「持続可能なエネルギー事業」に使われています。日本でも、旅行会社がCO2排出量に応じた金額をツアー料金に加算したり、1枚で5円募金できる年賀状が発売されたりと、カーボン・オフセットの考え方が広がりつつあります。積極的に活用して、さりげなくエコ生活を楽しんでみましょう。
 なにから始めていいかわからない、という方におすすめなのが、環境省主催のウェブサイト「我が家の環境大臣 エコファミリー」(P.3参照)です。80、000件以上のエコライフアイディアが掲載されているので、ライフスタイルに合ったものを実践してみましょう。毎月のCO2排出量を自動集計できるコンテンツ、「環境家計簿」もあわせて活用すれば、省エネに取り組んだ成果をチェックできます。ご家族みんなで、手軽にできることから始めてみましょう。
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