連載建診ドクターに聞く!マンションを元気に保つ管理のコツ。

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排水管洗浄は
定期的に実施しましょう!

皆さんがお住まいのマンションを安全に快適に保つためには、マンションの維持保全管理が欠かせません。

この連載では、維持保全管理のプロフェッショナルである建診ドクターの立場から、管理のコツをご紹介していきたいと思います。

皆さんは、マンション内で一番多く発生する事故が何かご存知ですか?

それは漏水事故です。

漏水事故には、管の劣化による破損、管のつまりと大きく分けて2つの原因があります。そこで今回は、排水管のつまりを防ぐために重要な排水管洗浄をご紹介したいと思います。

マンションの築年数・形態にもよりますが、排水管洗浄は1年に1回定期的に行うのがよいとされています。

洗浄を行わないと、管の内側に汚れが付着して排水管がつまり、排水が逆流してしまい、漏水につながる恐れがあります。

もしも、専有部内で漏水事故が起こってしまったら……ご自身のお部屋だけでなく、共用部や他のお客さまのお部屋にも被害が出ることも少なくありません。

排水管洗浄は皆さんが毎月お支払いしている管理費等によりマンションの管理組合主導で行っています。共用部の洗浄だけでは事故は防げません。専有部と共用部、両方の排水管を洗浄することが大切だと言えます。

専有部の排水管洗浄は清掃時に在宅していただく必要があるので、皆さんのご協力が必要です。お住まいのマンションを元気に長く保つために、定期的に排水管洗浄を実施しましょう。

《ワンポイント・アドバイス》

キッチンの排水口は、使用後に40度前後のお湯を1〜2分流すようにしましょう。キッチンの排水口には多少なりとも油が流れていきます。冷たいお水と一緒に流すと、油が固まってつまりの原因になることも。お湯を流すだけで、排水管に汚れが付着しにくくなります。

建診ドクターとは…
東急コミュニティーが提供する維持保全管理サービス「建診力」。そこで、マンションのかかりつけ医として、建物の状態をチェックし、それぞれにあった健康維持、治療方法を考える技術員。年に1度、診断結果を「カルテ」にすることで、利用者により分かりやすいサービス提供を目指す。