連載建診ドクターに聞く!マンションを元気に保つ管理のコツ。

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窓や玄関ドアは、
日頃のメンテナンスが大切!

マンションの共用部を調査・診断している建診ドクターですが、ベランダやバルコニー、窓、玄関扉などは点検ができません。なぜならこれらは一般的に共用部ですが、居住者の方が「専用使用権」をお持ちの箇所。専有部分への立ち入りが必要となるためです。

しかし、窓や玄関扉など、常に外気と触れ合っている箇所は、共用部と同様に劣化もしやすく、生活の不具合に直結してしまいます。

例えば、「窓」は使用頻度(開閉)が高く、枠(レール)に溜まったホコリが原因で窓のローラーが故障、開閉がしづらくなるというケースがあります。そして「玄関ドア」。日光によって退色したり、表面の加工がはがれてしまったりします。窓と同様に、開閉回数が多いと蝶番やドアクローザーが壊れやすくなり、開閉のしづらさにつながります。

では、不具合が生じたらすぐに居住者の方が修理できるかというと、そうではありません。各マンションの管理規約や細則によりますが、一般的に共用部の修理は管理組合の承認が必要となります(日常の管理は除く)。

共用部でありながら、管理会社がなかなかチェックできない窓や玄関ドアを、少しでも長く快適に使用していただくためには、居住者の方によるメンテナンスが大切です。年に2回程度、窓の枠(レール)や玄関ドアに溜まったホコリをとり、水拭き後、乾拭きすることをオススメします。また、定期的に窓を開閉するようにすると、それだけでレールにホコリが溜まりにくくなります。

このコラムをきっかけに、ぜひ一度、お掃除をしてみてはいかがでしょうか。

《ワンポイント・アドバイス》

鍵穴につまったホコリが原因で、鍵が抜けにくくなるケースがあります。掃除機や、掃除用のエアスプレーでホコリを取り除きましょう。潤滑油を使うと逆にホコリがつまってしまうのでNG。鍵の滑りをよくするには、鍵専用の潤滑剤(パウダースプレー)がオススメです。

建診ドクターとは…
東急コミュニティーが提供する維持保全管理サービス「建診力」。そこで、マンションのかかりつけ医として、建物の状態をチェックし、それぞれにあった健康維持、治療方法を考える技術員。年に1度、診断結果を「カルテ」にすることで、利用者により分かりやすいサービス提供を目指す。